職員「まさか所長が…」 「連絡ない」現場困惑 千葉市官製談合

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伊藤工務店への家宅捜索を終え押収品を運ぶ千葉県警捜査員=6日午後5時半ごろ、千葉市中央区
補修工事が行われた誉田陸橋=6日午後、千葉市緑区誉田町2

 「まさかトップが…」。千葉市土木部緑土木事務所長と、伊藤工務店社員の計2人が千葉県警に逮捕されたとの情報に、同事務所(同市緑区誉田町1)の職員や、同社(同市中央区蘇我1)の社員の間に動揺が広がった。県警による家宅捜索も行われ、同事務所などから段ボール箱が次々と運び出されると、椎名智久管理課長は「トップの所長が関わっているとは」と絶句した。

 同事務所では、6日午前11時ごろに複数の捜査員が到着し、およそ2時間半かけて家宅捜索したとみられる。資料などが入った段ボール7箱ほどが運び出された。

 椎名管理課長は「2年前に下水道関連の件(官製談合)があったばかりなのに」とため息をついた。

 一方、伊藤工務店では午後5時半ごろ、家宅捜索を終えた県警捜査員が書類などが入った段ボール約10箱を車1台に詰め込んだ。

 2階建ての同社はその後も電気がともり、作業着姿の男性らが出入りしたが、午後7時すぎにスーツを着た男性が正面入口を施錠。報道陣の問い掛けに車を止めることなく走り去っていった。

 また、同社が行っている誉田陸橋補修工事の現場では、責任者の男性主任(63)が「事件のことは知らないので、コメントのしようがない。会社から連絡は来ておらず、作業は続けている」と困惑した様子。同工事の工期は当初今月10日までだったが、28日に変更された。「工事が終わらず延期した」とせわしげに話し、作業に戻った。