「ふざけ半分で」90キロ 友人死亡危険運転の被告 千葉地裁初公判

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 上り坂の頂上に向け時速約90キロで車を走らせて車体を空中に跳ね上げ、衝突事故で同乗していた友人男性を死なせたとして、危険運転致死の罪に問われた山武市の農業、高橋政臣被告(24)の裁判員裁判初公判が24日、千葉地裁(高木順子裁判長)で開かれ、高橋被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、2015年3月18日午後9時25分ごろ、東金市の市道で、上り坂に向けて時速約90キロで車を走行させ、自車を空中に跳ね上げさせて畑に落下させる事故を起こし、助手席の男性を脳損傷などにより死亡させたなどとしている。

 検察側の冒頭陳述によると、高橋被告は14年12月にワゴン車を購入し、週2~3回、友人らとドライブをしていた。事件当日は、幼稚園からの幼なじみだった友人男性=当時(20)=を助手席に乗せ、別の友人男性=同(21)=が軽乗用車で後続して、周囲を雑木林に囲まれた山道を走行。急加速して友人の軽乗用車を引き離し、上り坂の頂上付近で車を跳ね上げさせた。制御が利かなくなった車は民家の土手に飛び出して畑に落下し、助手席側を電柱に衝突させて大破。助手席の男性はドクターヘリで搬送されたが、6日後に死亡した。

 弁護側は冒頭陳述で、被害弁償が済み、遺族との間で示談が成立していること、事故から現在までの数年間で反省を深めていることなどを主張し、執行猶予付き判決を求めた。

 被告人質問で高橋被告は「後続車にピタリと後ろにつかれて、『もっと速度を出せ』とあおられているのかと思った。友人といることもあって、ふざけ半分でスピードを上げた」などと述べた。