房総通リズム春の観光特集2024

腹にスローロリス 関税法違反未遂容疑 運び屋か、無職男逮捕 千葉県警など

 絶滅の恐れが高いためワシントン条約で国際取引が禁止されているアジアの小型サル「レッサースローロリス」をタイから輸入しようとしたとして、千葉県警生活経済課と東京税関成田支署、成田空港署は11日、関税法違反(無許可輸入)未遂の疑いで東京都葛飾区東水元4、無職、又耒晃容疑者(54)を逮捕した。又耒容疑者は2007年9月以降、タイに91回渡航しており、県警では運び屋として輸入を繰り返していたとみて調べている。

 レッサースローロリスはサルの一種で、同条約では附属書Ⅰに掲載され、絶滅のおそれがあるとして商業目的の国際取引が禁止されている。

 逮捕容疑は4月7日、レッサースローロリス4匹を、腹部のコルセットの間に隠し、タイ・ドンムアン空港発成田空港行き航空便に搭乗。レッサースローロリスを申告せず輸入しようとしたところ、成田空港第2ターミナル到着時、税関検査で同支署員に発見された疑い。

 同課によると、レッサースローロリスは雄雌ペア2組。生後約2週間程度で、大きさは手のひら大。又耒容疑者は巾着袋に2匹ずつ入れ、腹のコルセット内に隠していた。規制前に繁殖し登録しているレッサースローロリスは、日本国内で ・・・

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