「2分ぐらいスマホ操作」と被告 被害女性母「厳しく罰して」 白子・上智大学生の列に車

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 白子町で車が上智大学の学生10人の列に突っ込み7人がけがをした事故。公判で勝間萌被告は「飲酒もあるけど、携帯をいじっていたからだと思う」と、日常的に行っていた運転中のスマートフォンの操作が事故の原因だったと振り返った。検察側の冒頭陳述などによると、勝間被告は友人ら7人と同町内の知人の飲食店で飲酒した後、スナックで再び飲酒。勝間被告は友人の制止を聞かず、好意を寄せていた別の友人男性に会いに行くためにハンドルを握った。

 飲食店から事故現場までは約4キロ。勝間被告はカーステレオの音楽に飽き、スマホに保存されていた音楽をカーステレオで聞くため「2分ぐらい」(勝間被告)スマホを操作し、路側帯の内側を歩いていた10人の列に突っ込んだ。

 勝間被告は運転中、日常的にスマホを操作していたといい「渋滞中や赤信号で止まった時」とした上で「慣れていた。怖くはなかった」と、消え入るような声で述べた。

 列の最後尾にいて最初にはねられた女性は急性硬膜下血腫の重い傷害を負った。事故当時意識不明となり、現在は県内から埼玉県内の病院に転院。自分で目を開けることはあるが、意思疎通はできない状態が続いているという。

 「私は行きたかった上智大学に一生懸命勉強して入りました。大好きなバレーボールを仲間と楽しんでいました。あなたがお酒を飲んで運転さえしていなければ、私は今日も楽しい日々を過ごしていたでしょう」。公判では、女性の母親が出廷することがかなわないまな娘の思いを代弁する形で意見陳述した。

 「生死をさまよい、言葉も話せず、手も足も体も動かせません。こんな姿に一瞬でされ、私はこれからどうやって生きていけば良いんでしょうか」と母親の口を借り「この事故を最後に、二度と飲酒運転による事故が起きないよう、被告人を厳しく罰してください」と、厳罰を求めた。