元拓大紅陵野球部員を逮捕 売春あっせん容疑 夏の千葉大会辞退せず

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 知人の少女に売春させたとして、拓大紅陵高(木更津市)の元硬式野球部員である17~18歳の少年3人が、警視庁少年育成課に売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕されたことが11日までに分かった。同校は同日開幕した全国高校野球選手権大会千葉大会は辞退しない考えで、同日の開会式では部員が入場行進を行った。千葉県高野連は同日、今後の対応を協議し、日本高野連から現段階では出場を認めるとする判断を受けた。

 3人の逮捕容疑は30代の男性客に知人の少女を引き合わせて、売春をあっせんした疑い。一部の少年が容疑を否認しているという。

 捜査関係者によると、3人は逮捕容疑の当時、高校2年の同級生で野球部員だったが、現在は退学している。ツイッターを使って男性客3人を集めていた。

 同高野球部は甲子園に春夏通算9回出場している強豪。

 同校によると、逮捕された1人は2月初旬、残り2人は3月末にいずれも一身上の理由で自主退学した。3人とも県外出身で寮生活を送っていた。レギュラーメンバーではなかったという。

 3月21日に警視庁から「捜査上で名前が出てきた」と3人の在籍確認があり、同月28日に、当時在籍していた生徒は1人だけだったが、捜査員が寮の様子を見に訪れたという。これを受けて、同校は22、30日にそれぞれ県高野連へ口頭で報告した。春季大会には出場している。

 君塚秀昭教頭(57)は「10日夜に報道で逮捕を知った。退学した生徒で、どうなっているか今は分からない」と話し、「重大な事だと受け止めている。今後このような事がないように、気を引き締めていきたい」とした。

 夏の大会については「頑張っている生徒の夢を壊したくない」と出場辞退は否定した。同校はきょう12日、ゼットエーボールパーク(市原市)の初戦で秀明八千代高校(八千代市)と対戦する。

 県高野連は11日、同校から報告書を受理。日本高野連に判断を委ねたところ、在籍中のことで審議の対象になるとの回答があり、他の部員の関与の確認を求められたという。同校に確認し現段階では関わったのは逮捕された3人だったことから、日本高野連からは現段階で詳細に事件概要を把握できていないため、夏の大会出場を差し止めることはしないと連絡を受けた。

 それを受け、県高野連は同校に引き続き調査し事件の全容が明らかになった段階で速やかに報告するよう指導を行った。

 千葉市稲毛区の事務局で会見した県高野連の円城寺一雄会長は「加盟校でこのような事件が起こり残念。高校野球の神髄は人間教育。再発防止に向けて対応を練っていきたい」と話した。