不明当日に殺害か 渋谷容疑者、深夜に帰宅 我孫子女児殺害

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 我孫子市北新田の排水路脇でベトナム国籍の松戸市立六実第二小学校3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、死体遺棄容疑で逮捕された保護者会会長の渋谷恭正容疑者(46)が、リンさんが行方不明となった3月24日の深夜に自宅マンションに帰宅していたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。我孫子・松戸東署合同捜査本部では、リンさんは、この日の朝から渋谷容疑者が帰宅するまでの間に殺害され遺棄されたとみて調べている。渋谷容疑者は雑談には応じているが、事件に触れると一転して黙秘を続けている。

 松戸市教委によると、渋谷容疑者は3月25日以降、通常通りに通学路での見守り活動や、今月3日の緊急パトロールにも参加していた。

 捜査本部によると、リンさんは3月24日午前8時ごろ、登校のため松戸市の自宅を出た後に行方不明になった。同3分ごろに、自宅の防犯カメラに登校するリンさんの様子が写っていた。リンさんは26日午前6時45分ごろ、我孫子市の排水路脇で、遺体で見つかった。死因は窒息死の可能性が高く、手首には押さえ付けられたような痕もあった。

 捜査関係者によると、24日午後から未明にかけ、渋谷容疑者の軽乗用車が、リンさんのランドセルが見つかった茨城県坂東市の利根川河川敷や遺体遺棄現場の周辺を行き来している様子が防犯カメラに写っていた。こうした足取りや遺体の状況などから、捜査本部は24日中にリンさんが殺害された疑いがあるとみている。

 捜査本部はこれまでに、渋谷容疑者が所有するキャンピングカーや軽自動車を押収している。捜査本部では渋谷容疑者は軽自動車でリンさんを連れ去ったとみて、渋谷容疑者の足取りを詳しく調べている。