保護者説明会で校長「一日も早く正常に」 参加者「裏切られた」「防ぎようない」 我孫子女児殺害

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容疑者逮捕を受けて開かれた保護者説明会に出席するため学校に集まる保護者ら=16日午後、松戸市立六実第二小学校

 我孫子市でベトナム国籍の松戸市立六実第二小学校3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件。渋谷恭正容疑者(46)の逮捕後初めての日曜日を迎えた16日夕、同校で保護者への緊急説明会が開かれた。保護者会長が逮捕される異例の事態に学校側はショックを隠せず、「一日でも早く正常な教育活動ができるようにしていく」と誓った。保護者会は、今後も活動を継続する方針を示した。参加した保護者からは「裏切られた」「(容疑者は)あってはならない立場」などとする怒りや、「今回の事件は防ぎようがない」「子どもには人をよく見なさいとしか…」など困惑する声が聞かれた。

 松戸市教委などによると、説明会には、保護者172人のほか教職員約20人、六実中学校職員など13人が参加。

 冒頭で三戸貴生教頭が「4月14日朝8時過ぎに我孫子警察署より『犯人と思われる人を逮捕しました』と一報がありました」と、渋谷容疑者の逮捕を報告。

 伊東隆志校長は、渋谷容疑者が同校保護者会「二小会」の会長だったことに触れ「学校側としてもショックを受けている」とした上で、「一日でも早く正常な教育活動ができるようにしていく。子どもの不安を取り除くには、日常に戻すことが重要」と説明した。4月中は学校側の対応として集団登下校を続ける方針を示した。運動会などの行事は計画通りに行うという。

 続いて二小会の副会長が「活動をしないという選択肢もあったが、子どもたちのことを考え、(行事などの)活動を行うために、新旧役員が協力して、今後も活動を続けていく」と述べた。

 説明会は約20分で終了。保護者からの質疑はなかったという。

 6年生の娘が通う女性(42)は「渋谷容疑者はみんなが知ってる人。声が大きかった。見守り活動をしていたのは、子どもをそういう目で見ていたのか。地域を見回り、みんな安心していたのに裏切られた」と怒りが収まらぬ様子。42歳男性は「(容疑者については)あってはならない立場の人」と指摘した。

 5年と2年の男児を持つ会社員男性(44)は「今回の事件は防ぎようがないのでは。怒りが湧くというよりも悲しい」と話した。50歳男性は「子どもには、人をよく見なさいとしか言いようがない」と困惑の表情を浮かべた。