「二重改札」解消へ 五輪向け19年度までに 成田空港第2ビル駅

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JRで空港第2ビル駅に到着した利用者は、手前のJR改札を通った後、奥にある京成電鉄の改札を通過する「二重改札」を経てターミナルに向かう

 成田空港第2ターミナルの最寄り駅である空港第2ビル駅の「二重改札問題」が、2019年度までに解消される見通しとなった。同駅では、JR利用者が空港に向かう際、JRと京成電鉄の自動改札機を通過しないと出られない二重改札が問題となっている。3年後に東京五輪・パラリンピックを控え、国内外から空港利用者の増加が見込まれることから、成田国際空港会社や鉄道会社でつくる委員会が検討を進め、改善されることになった。

 第2ターミナル地下1階にある同駅では、1992年の開業から2015年3月末まで駅出口で手荷物検査が行われていた。空港利用者に身分証の提示を求める検問エリアは、京成の改札の先に設けられていたため、JRの利用者は京成の改札を経由してターミナルに向かう必要があった。

 手荷物検査を行っていた構造の名残で、JRで駅に到着した利用者は、出口専用の改札を通過した後、さらに約10メートル先にある京成の出口改札を通過する二重構造が現在も続いている。

 改札付近には「出口 EXIT」などの看板が掲示されているが、不慣れな外国人だけでなく、日本人の利用者からも「分かりにくい」「紛らわしい」などと改善を求める声が寄せられていた。

 こうした状況を背景に、JRや京成、空港会社などが16年8月、駅の利便性を高めるプロジェクト推進委員会を設立。二重改札の解消に向けた検討を進めてきた。

 計画では現在入口専用のJRの改札口を拡幅し、出口と兼用の改札にすることで、JRの利用者が京成の改札を経由せずに直接出入りできるようにする。19年度中の運用開始を目指す。

 このほか、東京五輪までに同駅と、隣の第1ターミナルの最寄り駅である「成田空港駅」にホームドアを整備するほか、空港第2ビル駅の京成スカイアクセス線ホームに多機能トイレの設置を検討するという。