豪華客船が初入港 五輪見据え実証運航 木更津

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木更津港に初入港した「ぱしふぃっく・びいなす」を見上げる見学者=18日、木更津市
クルーズ客を出迎えるクルーたち=18日、木更津市

 国内2番目の規模を誇るクルーズ船「ぱしふぃっく・びいなす」(全長183・4メートル、2万6594トン)が18日、木更津市の木更津港に初入港した。2020年の東京五輪を見据え、外航クルーズ船の誘致に取り組む市などが企画した1泊2日の実証運航「熱海花火クルーズ」。港には一般の見学者も多数詰め掛け、豪華客船を船外から見上げた。

 同市街なか交流推進課によると、実証運航の定員は460人で、6月1日の募集開始後、わずか約35分で満員になる盛況ぶり。夫妻で申し込んだ木更津市の中村美代子さん(65)は「キャンセル待ちで何とか取れた。花火や船内イベントを楽しみたい」。誘致に携わる木更津商議所の女性会会長、石井みち子さん(68)は、一般応募で参加し「船内の施設を全て見て回り、この船でしかできないことを経験してきたい」と声を弾ませた。

 接岸する港では、森田健作知事らが出席する歓迎式典やおもてなしイベント、市内在住者を対象にした船内見学会が予定されていたが、台風18号の影響で中止に。船外からの一般見学はでき、家族5人で訪れた鈴木浩平さん(38)と長女の心彩さん(10)は「いつか乗ってみたい」「こんなに大きな船を見るのは初めて」と目を輝かせた。

 外航クルーズ船の誘致を巡っては、同市の渡辺芳邦市長が今年2月、中国・上海の3運航会社でトップセールスし、このうち2社が6月と7月に市内のショッピングモールやホテルを視察。きょう19、20日にも再度、1社の責任者が市内を訪れる予定で、「高い評価」(渡辺市長)を得ているという。市などは東京五輪に向け、外国人観光客が船内で宿泊するホテルシップなどの実現に向け、検討を進めている。