伊勢丹支援を削除 賃借案は保留 松戸市議会常任委

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 縮小や閉店が懸念される「伊勢丹松戸店」の存続へ松戸市が4階フロアの一部を約10年間で計21億円賃借する「支援策」を盛った一般会計補正予算案が7日、市議会の総務財務常任委員会(織原正幸委員長)で審議され、全10委員が反発。賃借案の判断は保留しながらも、支援策を担保する「債務負担行為」を削除する修正案を全委員で共同提出し、可決した。10年間の支援が担保されなければ縮小、閉店議論に歯止めを掛けられず、市幹部は「閉店の方向で検討が進むのでは」と懸念を示した。

 市は市議会定例会に提案した補正予算案に、同店4階の約6割、1672平方メートルを来年10月から2028年6月末まで賃借し、旅券事務所、文化ホール別館などの市施設として活用するとして、計21億600万円の債務負担行為を提案していた。

 同委員会は、21億円を投入して市施設を民間商業施設に入れる経済効果や、財源に関する市の説明に対し、「疑問が解消されず、判断を下すに至らなかった」として難色を示し、修正案を提出して可決。事実上の反対を表明した。

 市幹部は「伊勢丹側との協議では今月末までに賃借の結論を出すことになっており、(債務負担行為の削除で)閉店の方向で検討が進むのではないか」と答弁。閉店への懸念を示した。