伊勢丹5階以上閉鎖も 松戸市、規模縮小でも支援

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4階の一部を賃借して市施設が入る計画がある伊勢丹松戸店=6日、松戸市

 松戸市が店舗4階の一部フロアを賃借し10年間で約21億円を拠出する支援策を表明していた松戸市の百貨店「伊勢丹松戸店」について、運営会社の三越伊勢丹ホールディングス(HD)が5階以上のフロアは閉鎖する可能性があることを市に示していたことが6日、分かった。市は売り場の規模が縮小しても支援策を実施する構え。

 開会中の定例議会で、山中啓之議員の質問への答弁で市が明らかにした。

 同店はJR松戸駅西口にあり、地上11階建て地下1階の本館と地上9階建ての新館が隣接している。同HDの前社長は昨年11月、売り場面積の縮小や他社との提携、業務転換などを検討しているとし、先行きが不透明になっていた。

 市は同店を駅前のにぎわいの中心と捉え、この定例議会で同店4階の約6割に当たる1672平方メートルを2018年10月から28年6月末まで賃借し市施設として活用するとして、計21億600万円の債務負担行為を提案した。

 市によると、賃借に向けた協議は16年11月に始まった。5階以上の閉鎖案が浮上したのは、今年3月に同HDの社長が交代した後の5月ごろの協議の中だったといい、「伊勢丹側が検討している選択肢の一つのイメージとして示された」(公共施設再編課)。

 同HD広報も「松戸店についてはあらゆる検討をしており、5階以上の閉鎖は可能性の一つ」と認めた。

 今後、市が同HD側と取り交わすことを目指す契約では、市が賃借する間は同店も営業を続けるとの項目が含まれる予定。

 同課は「上層階が伊勢丹でなくとも、集客力のある店舗が入るなら歓迎すべきこと」と規模縮小の場合も対応する方針でいる。

 契約に至らない場合、同店が撤退する可能性もあるとしている。