松戸通り魔取り押さえ 坂さんに公安委賞揚 救護の主婦には東署長感謝状

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容疑者を取り押さえ、小堀県公安委員長(右)に活躍をたたえられる坂さん(左)=14日、松戸東署
負傷者の救護で感謝状を贈られた佐藤さん

 松戸市常盤平の金ケ作公園で今年5月に発生した連続殺人未遂事件で、千葉県公安委員会は14日、犯人を取り押さえた東京都練馬区の自営業、坂一浩さん(50)に県警の表彰では最高位となる公安委員会賞揚を授与した。松戸東署は負傷者の救護や警察官への状況説明で貢献した松戸市八ケ崎の主婦、佐藤ねねさん(22)に署長感謝状を贈った。

 事件は5月21日、同公園近くに住む柴田法雄容疑者(35)が、72歳の男性を刺して重傷を負わせた上、広場で草野球チームのバットを奪って男性4人を殴りつけ重軽傷を負わせた。同容疑者は現行犯逮捕され、現在は鑑定留置中。

 坂さんは草野球チームのメンバーで、刺された男性に応対していた隙を突かれて後頭部を殴られた。逃げる容疑者を追いかけ、バットの一撃を左手で受けながらも大外刈りの要領で押さえ込んだ。佐藤さんは刺された男性の止血に努め、駆けつけた警察官に状況を説明した。

 松戸東署で開かれた授与式で小堀陽史公安委員長は「県民の模範となる勇気ある行為だった」と称賛。自身のバットが凶器に使われた坂さんは「自分のバットが人を傷つけたら大変だと思った。高校で習った柔道が役に立った」と安どの思いで振り返った。

 山崎賢二署長から感謝状を贈られた佐藤さんは妊娠中で、「大きな賞状をいただき申し訳ないくらい。元気な子が生まれてくれるといいな」とおなかをさすって母の活躍を報告した。