CO2次第で「再検討」 千葉火力計画環境省が方針

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 中国電力などが千葉市で計画する石炭火力発電所の環境影響評価(アセスメント)で、環境省は9日、二酸化炭素(CO2)排出の大幅削減に向けた見通しが示せなければ、事業の再検討を求める方針を固めた。事業の認可権限を持つ経済産業省に対し、10日にも意見書を提出する。

 CO2排出の多い石炭火力の新増設は、将来的な温室効果ガス排出削減目標の達成に支障となりかねず、追加対策を求める。経産省に対しても、事業者らが排出抑制に早急に取り組むよう促すことを要請する。

 この計画は、中国電とJFEスチールが進める「蘇我火力発電所」(仮称)。出力107万キロワットで、JFEスチール東日本製鉄所の敷地内に建設し、2024年の運転開始を目指している。

 環境省によると、両社は環境への配慮として、最新の発電方式を導入することでCO2の排出抑制を図るとしている。

 政府は温室効果ガスを30年度に13年度比26%、50年までに80%削減する目標を掲げている。