パルコ跡地に複合ビル 20階、低層に商業施設 新日本建設、にぎわい創出へ 20年めど開業

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閉店後、複合ビルに建て替えが決まった千葉パルコ=28日、千葉市中央区

 新日本建設(千葉市美浜区)は28日、30日に閉店する千葉パルコ(同市中央区)跡地を買い取り、マンションや商業施設からなる複合ビルを建設すると発表した。現在、地権者との交渉を進めており、2020年をめどに開業を目指す。低層階に食品スーパーや若者向け衣料店など約20店を誘致する計画で、パルコ閉店後の中心市街地のにぎわい創出につなげる。

 同社の計画では、千葉パルコの建物を解体し、新たに地上20階、地下1階のビルを建設。地下1階と地上1~2階は商業施設とし、3階以上は約400戸のマンションとする。

 商業施設部分にはスーパーや衣料店などを誘致するほか、にぎわいづくりの拠点として、100~200人規模の開放的なイベントホールの設置も検討中という。

 同社は、土地・建物の約6割を所有するパルコ(東京)と10月に売買契約を結んでおり、残り4割の地権者とも交渉を進めている。契約が完了次第、着工する。開発・施工は大手デベロッパーや建設会社と共同で行う予定で、総事業費は180億~200億円程度を見込む。

 金綱一男会長は「パルコが閉店したままでは中心市街地は衰退してしまう。千葉市などとも協議しながら、できるだけスピード感を持って建設に取りかかりたい」と話した。

 同店跡地を巡っては、中心市街地の空洞化を懸念する地元商工団体や商店街が、パルコや千葉市に対し、まちづくりに有効な跡地活用を求める要望を行っていた。

◆無料バス継続へ

 千葉パルコ閉店に伴い廃止が予定されていた無料送迎バス「パルコバス」について、千葉商工会議所や地元商店街が運行継続を検討していることが分かった。同店から車体を無償で譲り受け、12月上旬にも千葉駅から店前までの現状ルートで運行を再開する。

 来年3月末までは運行を続け、4月以降は中心市街地を循環する有料バスへの移行を検討。同商議所は「(パルコバスは)ある意味市民の足になっている。できるだけ空白期間がないようにしたい」とした。