2013年11月13日 12:32 | 有料記事
友人から手渡された一冊の画集。本を開くと、安野光雅さんが描いた御所の草花が可憐な姿で目に飛び込んできた。
淡い色の水彩画だ。背景の色の中に、空気の湿り気と温みがある。どの色も湿気のある日本の風土の色。赤、青……という明確な色の名では表しきれない、幾重にも薄い光の衣をまとった ・・・
【残り 995文字】
友人から手渡された一冊の画集。本を開くと、安野光雅さんが描いた御所の草花が可憐な姿で目に飛び込んできた。
淡い色の水彩画だ。背景の色の中に、空気の湿り気と温みがある。どの色も湿気のある日本の風土の色。赤、青……という明確な色の名では表しきれない、幾重にも薄い光の衣をまとった ・・・
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