外側から見た3・11

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 3月3日、ホテル「ポートプラザ千葉」で、吉成庸子氏の講演を兼ねた「朝めし会」があり、その受け付けを訪ねた私は、ニコニコ顔の世話役さんに迎えられた。

 午前7時半に「朝めし会」が始まると、私の席に、世話役さんがスーっと寄ってきて、スーっと書き物を差し出した。

 「元・世界銀行副総裁・西水美恵子氏の、東北EARTHQUAKE(地震)に対する感懐です」

 と言って書き物を私に手渡すと、またスーっと離れて行った。

 書き物の内容は箇条書きで、横文字が幅を利かせていたが、世話役さんが心得ていて、例えば第一条のタイトル「CALM」を『平静沈着』と訳す。

 第一条『平静沈着』 悲しみに対処する姿勢そのものが平静で、気高い。

 第二条『威厳』 被害を受けた人々も、そのトラジック(悲劇)を支えるサポーターたちも、威厳をもって秩序正しい歩みを続け、無作法な動作などが見当たらなかった。

 第三条『能力』 ビルは揺れたが、崩れなかった建物も数多あり、そのビルの能力から目覚めた人々も、決して崩れはしなかった。

 第四条『品格』 被害者方は、自分の品性により、無分別な買い物はせずに、自分に必要な物だけを選別して求めていた。

 第五条『秩序』 車道では、やたらに追い越しの警笛を鳴らさない公徳心があり、思慮分別があった。

 第六条『犠牲心』 五〇人の作業員が原子炉に海水をかけるため、とまどい、また数人が被爆した。彼らは報われるのか?

 第七条『優しさ』 店々では笑顔でトイレを貸し、民家ではおにぎりやお茶を出し、ATMではお金の出し入れを自由にし、弱者の援助をしていた。......