「石ころ博士入門」 (高橋直樹、大木淳一著) 【郷土の人の本】

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 どこにでもある「石ころ」から地球の成り立ちまで考えられる本ができた。全国的に石ころの材料を集めて、わかりやすい図鑑を作ろうと標本の写真に加えて、ルーペで見た拡大写真、さらに専門的な岩石薄片を作成して、偏光顕微鏡による拡大像の写真を撮り、含まれる鉱物の名を示し、この本をめくっていけば興味が自然にわいてくる構成になっている。

 多くの人の協力でできたことが随所ににじみ出ている。2人とも千葉県立中央博物館に勤務し、野外観察会を実施した際の反応を生かし、地質学へと無理なく誘導してくれる。この本を読んだ上で野外に出れば最適な学習になる。B5判、173ページ。(川名興・NPO法人自然観察大学講師)

 (全国農村教育協会・2700円+税)。電話03(38331)821。