『ぼくは海になった東日本大震災で消えた小さな命の物語』(うさ作・絵)

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 ボランティアで参加したうさ氏が、東日本大震災に遭われた方の話を基に犠牲になった動物たちの物語を描いた。行間から慈しむ作者の心が察せられる。

 あとがきに「津波で亡くなったたくさんの人々の命も、亡くなった動物たちの命も、その命を思う人にとっては、みんな等しく大切な命なのです。救うもの、救えないもの…どこで線を引くかを考えるよりも、『命はすべて救うもの』そこから考えるべきなのではないでしょうか。」とある。

 小学校4年生の孫は「切ない。津波は命を奪うから」と感想。

 学校の図書室をはじめ、多くの方にお勧めしたい。

 (くもん出版=東京都港区高輪4の10の18 京急第1ビル13F・1404円)

 (川名 興)