房総通リズム春の観光特集2024

『荷風前後』を執筆 正岡容(9)

 永井荷風が市川菅野257の大島宅から、小西茂也(菅野278)邸へ移った昭和22年の後半には、荷風から「手紙は呉れるな、ひとりで習作の天地に楽しめるやう世棄人の己に同情して呉れ」とはっきり云いだされるよ ・・・

【残り 993文字】



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