忙人寸語

忙人寸語(2017年3月12日)

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 フリースタイルスキーの世界選手権で堀島行真選手がモーグル2種目を制覇。日本男子スキーに待望の金メダル候補が誕生した。平昌冬季五輪を来年に控えた今季は、多くの世界選手権が行われ、日本勢の活躍が、明るい話題を提供している

▼月末には羽生結弦選手らが出場予定のフィギュアスケートもある。平昌でのメダルラッシュに期待は高まるばかりだ

▼一方、気になったのがスキー種目で、開催国の韓国選手があまり見られなかったこと。スケート種目はメダルを狙う有力選手が多く、人気も高いようだが、冬季五輪の大きな柱であるスキー競技が、地元選手不在で盛り上がるのだろうか

▼五輪を開催するからと、多額の予算を投じて競技力を強化する時代ではないのかもしれない。しかし、応援する選手がいない大会を観戦しに行く国民が多いとは思えない

▼事実、テスト大会として開かれたジャンプW杯の会場は閑散とし、歓声もほとんど聞こえなかった。国内の政治情勢もあるが、開幕まで1年を切りながら、国民の関心が高まっていないことが気になる

▼夏冬問わず、世界の五輪招致熱は冷え込んでいる。ブダペストのように、招致の賛否を決める国民投票を求める署名が予想以上に集まったため、撤退した都市も出た。平昌、東京、北京と3大会続くアジア開催の成否は、将来の五輪を占う意味でも重要になる。