忙人寸語

忙人寸語(2017年3月5日)

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 この1か月ほどの間に、スポーツや音楽など国内外の大きな大会で好成績を収めた児童・生徒を相次いで取材した。皆、間もなく通い慣れた学舎(まなびや)を巣立ち、4月から新たな歩みを始める

▼市立船橋高校体操競技部の3年生、谷川翔さんはリューキン国際招待(米・テキサス州)の個人総合、平行棒で優勝。湯浅賢哉さんはボローニンカップ(露・モスクワ)で平行棒を制した。2人は昨夏の高校総体で、同校が団体優勝した原動力だった

▼記者会見では饒舌(じょうぜつ)な谷川さん、ポーカーフェースを崩さない湯浅さん。対照的だが、体操に懸ける熱い思いは同じ。「3年後に向けて準備はできている」と、2020年東京五輪への挑戦を明言した

▼県立盲学校小学部6年生の小汐唯菜さんは、ヘレン・ケラー記念音楽コンクール声楽部門独唱(小中学生の部)で2位に。声楽のレッスンを本格的に始めてまだ1年余での快挙だった

▼プロの声楽家としてステージに立ち、CDを出すことを夢見ている小汐さん。「私のお父さん」(プッチーニ作曲)など、生で聴いた2曲に魅了された。素人判断で説得力に欠けるが、彼女なら「プロになれる」と思った

▼谷川、湯浅さんは順天堂大学へ、小汐さんは都内にある筑波大学特別支援学校中学部へ進む。環境は変わっても、それぞれの分野でこれからも頂点を目指し夢をかなえてほしい。