忙人寸語

忙人寸語(2017年3月4日)

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 『期待込め その手に託す この一票』は、県知事選(9日告示、26日投開票)の統一標語。千葉学芸高校(東金市)1年、大嶋莉子さん(16)による、明るい選挙啓発で入賞した作品だ
▼大嶋さんは「兄に届いた投票用紙を見て、選挙に関心を持っていた。昨夏の参院選中に、都内で候補者がいろいろなこと(公約)を言っているのを聞いて(標語を)考えた」と、県政トップを決めるのは、有権者の1票という強いメッセージとなった

▼18歳以上になった選挙権。高校生には、「なぜ18歳になったの?」「何を基準に選ぶの?」など戸惑いが広がる。明治大学特任教授の藤井剛氏著書「主権者教育のすすめ」(清水書院)は、県内の公立高校教諭の経験も生かし、生徒・先生の疑問に答える

▼18歳から20代が投票率を上げると、60代の票数に近づき、政治家は若者を無視することができなくなる。そうすれば、「高校授業料の無償化」「給付型奨学金の増額」「若者向け就業対策」が実現する-と説く

▼全国の知事選の投票率比較でワースト10のうち、千葉は2位25・38%(1981年)、7位28・67%(97年)、8位29・30%(54年)と三つも不名誉な記録が並んでいるのが現状

▼「大河の流れも一滴の雫(しずく)から」というのは、まさに選挙にも当てはまる。期待を込めた『この一票』が、知事を選び県政の流れを決める。